Author Archive

KFS

マーケティングリサーチ・調査ソリューションの専門会社、株式会社KFS(ケイ・エフ・エス)。 創造性は顧客を深く知ることから始まる。 市場・ターゲット可視化、インサイト理解のためのインタビュー調査など。 定量調査と定性調査を組み合わせた統合型ハイブリット調査による市場理解~受容度検証、価値創造ソリューション。

インタビューのページを更新しました

Written by KFS on . Posted in KFSからのお知らせ

以下のページをリニューアルしました。

 

  • KFSのインタビュー調査の特長
    KFSでは、インタビュー調査は、回答者にその場を楽しんでもらい、リラックスしてもらってこそ、ホンネを引き出すことができると考えています。
    そのため、様々なツールを使い、ゲーム感覚で答えを引き出す工夫を行っています。インタビュー調査には、1対1のマンツーマンでじっくりと話を聞く「デプスインタビュー」、共通性を持った人たち4~6人くらいを集めて話を聞く「グループインタビュー」などの方法があります。
     →詳しくはこちら

 

  • 写真投影法 (別称:ビジュアル刺激法、メタファー投影法、コラージュ法)
    投影法は、ビジュアルを刺激物として、潜在化領域にアプローチすることを目指したインサイト(ホンネ)探索のためのリサーチ手法の1つです。
    通常は、写真を使うことが多いため、「写真投影法」と呼ばれていますが、KFSでは、写真以外にも、レゴブロック、りかちゃん人形など、さまざまなツール類を使って、気持ちを「投影」させ、回答者の気持ちを引き出す工夫を行っています。
    →詳しくはこちら 

情熱と自前主義バイアス

Written by KFS on . Posted in リサーチと行動経済学

こだわり or 思い込み?
リサーチ結果に対する冷静な視点と情熱のバランスの問題

目次

自前主義バイアスとは

自分で生み出したアイディアに愛着を感じ、高く評価してしまうこと。
逆に言えば、自分の会社や自分のアイディアへの思い入れが強く、その否定につながる意見や、より優れたアイディアを排除してしまう場合があるということです。
「ここで発明されたものではない-(Not-Invented-Here)」バイアスとも言います。

例えば、アップルが成功した理由の1つに、

C【第7回】緑

Written by KFS on . Posted in 色とリサーチ&マーケティング

色の持つ意味|緑1色の持つ意味2色の持つ意味3

緑の中に囲まれると、心身ともに癒されますね。
私は、部屋にグリーン(植物)がなければ、気持ちが落ち着きません。

安心感や安定、調和の取れたバランスを示す色、グリーン。

信号の色や非常口のサインにも使われてることからも、緑=安心・安全のシンボルカラーとして、

【第5回】定量的な裏づけ-標本数:サンプルサイズ(標本数)の考え方について

Written by KFS on . Posted in リサーチとロジカル&ラテラルシンキング

調査の信頼性を高めるために

サンプルサイズの考え方とロジカルシンキング

「みんなって誰?」「それでホントにみんなって言えるの?」をきちんと、ロジカルに説明していこうとすれば、定量的に信頼性の高いデータの確保が不可欠になります。

では、「定量的に信頼性の高いデータ」とは、具体的に、どれだけの”数”のデータを集めれば良いのでしょうか?

サンプルサイズ(標本数)の設定は、まさにこの問題です。

これは、ロジカルに考える問題であるとともに、「判断の問題」でもあります。

統計的な信頼度はもちろん、数に比例して高くなります。
ただし、無制限にサンプルサイズを増やせば、当然ながらその分の費用は上がります。
調査を実務面から考え、予算と信頼性の兼ね合いを見ながら、結果として役立つ数(標本数)を設定することが肝要です。

 

サンプルサイズの決定も、ロジカルに行きましょう。

【第4回】みんなって誰?-代表性(調査対象者の選定)

Written by KFS on . Posted in リサーチとロジカル&ラテラルシンキング

調査の信頼性向上に向けて

調査対象者における「代表性」とロジカルシンキング
-調査対象者の選び方についてロジカルに考える-

 

調査全体のアウトフレームから、個別調査に落とし込む際には、調査目的に沿って

  • 調査対象と対象者の抽出条件
  • サンプルサイズ

を決めていかなければなりませんが、今回はこのお話です。


子供(のり君):○○買って―――!

ママ:ダメ!

のり君:なんで、みんな持ってるよ、買って―――!

ママ:みんなって誰よ?

のり君:たくちゃんとまさやくんでしょ、それから、けいちゃんも!

ママ:後は?

のり君:あとね—、

ママ:あとは誰、他には???

のり君:え-っと!

ママ:3人だけじゃん。絶対ダメー!!


 

子供のころ、親にこう言われた記憶はありませんか?
なぜ、のり君は、ママを説得できないのか?

ロジカルシンキングでちょっと考えて見ると、

この「みんな持ってる、みんな言ってる」に説得力を持たせる筋道こそ、調査対象者の設定とサンプルサイズの問題を考える際の1番わかりやすい考え方です。

もし、この子供(のり君)が桜小学校の1年A組に通う男の子と仮に設定し、考えてみます。