1.ブルーオーシャンの探索&検証

鳥の目

鳥の目【マクロ視点】
-高く、広く
-俯瞰、客観
-定量

-業界を俯瞰する
-ターゲットを探す
-どこに、“ブルーオーシャン”があるか?

鳥の目でラテラルするとは?

鳥の目でラテラルする
鳥の目で全体像を俯瞰する

ラテラルシンキングで
ブルーオーシャンを探すための
ヒントを見つけよう。

市場で優位に立つための基本ルール=顧客の支持を得て、競合他社と比較して優位に立つこと。

顧客視点こそが重要な意味を持ち、顧客の支持獲得に向けて、競争は同じ業界だけでなく、業種や業態といった業際を超えて行われていることに、意義を唱えるマーケッターはいないでしょう。

ただ、企業の中のマーケティングを担う方は、理論としては理解していても、実際は、

「同じ業界のA社と比べてどれだけ良いか?」に、どうしても目が奪われすぎてしまっているのではないでしょうか?

日々のシェア競争や、売上に追われていればいるほど、「隣の芝生は何する人ぞ?」の論理が働きます。

実際には、一人の顧客として、お昼休みに、
・マクドナルドvs.モスvs.ロッテリアを比較してるのではなく、
・マクドナルドvs.吉野家vs.セブンイレブンvs.デパ地下弁当、etc、etc.
を比較。自分自身も、「業際を超えた比較」をしているのに・・・。

成熟市場であればあるほど、業際を超えた競合関係は激しくなります。

そして、残念なことに、日本の多くの商品・サービスは、成熟期を迎えたものが少なくないのです。

同じ業界のNo.1や、競合他社をベンチマークしていくことは日々のマーケティング活動において重要なことに変わりはありませんが、視点を変えると新しいものが見えてきます。
まずは、顧客視点から、ラテラル(水平)に視線を移して、「鳥の目」で業界を、自社の商品・サービスを、俯瞰してみましょう。
異なる視点で考えれば、新たな市場が見えてくるかもしれません。

ブルーオーシャンを探すための視点

もっと前提を疑ってみる。
何を変えるべきで、何を変えるべきではないか、
0べ-スで考えてみる。

「できないことを並のレベルに引き上げるよりも、できることを超一流に引き上げる方がやさしい。」
ピーター・ドラッガー

あなたの商品・サービスの強みは何か?
何を基点に、どうラテラルシンキングするか?
まずは、方向性を見定め、どこに市場性を求めるかの仮説作りから始めましょう。
そしてその仮説の実現可能性はどこまであるか、検証していくことこそがマーケティングリサーチの役目です。
役に立つ調査設計とは、本来、この仮説立案フェーズこそが成功の鍵となります。

競合を疑う

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顧客の比較先は、 あなたが考えている比較先と異なるかもしれない
-自社の強み、弱みの再定義-

  • ゲームをする
    ゲーム機orスマホのゲームアプリorゲームセンター?
  • 写真を撮る
    コンパクトデジカメorケータイのカメラ機能or?
  • ネットを見る
    パソコン or Pad or ケータイ or TV?
  • 映画を見る
      ・CATV or PCの動画 orレンタルビデオ or 映画館?

顧客(市場)の前提を疑う

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ニーズ、ターゲット、使う時間、場所、経験
-ターゲットの可能性探索-

  • 若者からシニア、中高年から若者
    ・シニアに舵を取り始めたセブンイレブン
    ・「井戸端会議の場」など、シニア向けサービスを充実するゲームセンター
    ・ハイボールでウィスキー人口を若返らせた、サントリー
  • 男性から女性、女性から男性
    ・「電動携帯歯ブラシ」を中高年の歯周病対策向けから、20~30代OLの昼間の歯磨き向けにシフトさせたことで成功を収めたパナソニック
    ・男性向け剃刀を使用する女子に注目して、女性用シェーバーを販売したジレット
  • 土日・平日夜間から、朝 (利用時間帯の変更)
      ・朝活市場で成功したビジネススクール

商品の前提を疑う

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提供商品・サービス
-顧客から見た価値の再定義-

  • 商材は、モノではなく経験
    ・モノではなく、経験をプレゼント  「エクスペリエント・ギフト市場」
    ~バラグライダー、ダイビングなどのアウトドア体験、ワインセミナー、男性向けエステなどの経験を贈る
    ・犬や猫と触れ合う場を提供=「ドッグカフェ」
  • 商材は、モノではなく、シェア(共有)
    ・「車は所有するもの」を変えたカーシェアリング
    ・シャネル、ヴィトンetc.ブランドバックをいくつも使いこなす喜びを提供するブランドレンタル
  • 商品に対するNegative要素を反転
    ・家庭用ゲーム機=「1人で、孤独に、不健康」のイメージを覆した「wii sports」

売り方の前提を疑う

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売るための見せ方、場所等の各マーケティングミックス
-顧客に接近する方法の再定義-

  • モノを売る場をエンターテイメント体験の場に
    アイスクリームを商品ではなく、客が選んだ材料を御影石の上で歌いながら作り上げるイベントとして売る「コールドストーン」
  • 待ち商売から客先商売へ
    ・企業のオフィスに置いてもらい、使った量だけ代金を回収する仕組み(富山の薬売り商法)を採用「オフィスグリコ」
    ・ランチタイムに、レストランがオフィス街に 出向く「レストラン屋台」
  • NegativeイメージをPositiveに変える物語・イメージ戦略
    ・「割れ物」「不良品」ではなく、「ワケアリ」
    ・ファーストフードで1年間に112kgの減量に成功 「サブウェイ、ジャレドキャンペーン」

次はあなたの番

あなたのブルーオーシャンはどこか?

あなたは、どこに、
青い海、緑あふれ、
食物にあふれた緑の島を探しますか?
そして、そこは、本当に青い海、緑の島なのか、
その可能性を調べてみましょう。

マーケティングリサーチの専門会社:KFS

成熟市場の中でも、イノベーションは起こせる

「悲観主義者はすべての好機の中に困難をみつけるが、楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす。」
-ウィンストン・チャーチル
成熟市場、衰退市場など、あれこれ言われていても、それは、顧客が、その状態を当然と思っているだけなのかもしれません。
考え方を変え、顧客への提供価値を変えれば、新しい好機が回ってくるのかもしれないのです。

だからこそ、その方向性をマーケティングリサーチで探ってみませんか?

→詳しくは、KFSのリサーチコンサルタントにご相談ください。

リサーチをロジカル+ラテラルで考える


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