C【第2回】オレンジ

Written by KFS on . Posted in 色とリサーチ&マーケティング

 

いけばな by 詠琇 (Eishyu 草月流師範)

 


個人的には、一番大好きな色、それがオレンジです。

活けたのは、オレンジのチューリップに、黄色のスイートピー、クロモジです。

*クロモジ(緑の枝)って、どこかで聞いたことはありませんか?
そう、楊枝のことです。和食屋さんで、最後の水菓子や和菓子を頂く時に添えられているあの楊枝です。
本来、この枝を削って、楊枝として使用していたため、楊枝のことも「クロモジ」と言うそうです。

—-話を戻して。

オレンジも、黄色と同様にコミュニケーションカラーの一種で、「外向性」を示す色。
ただし、黄色がリーダーとして周りに“人を集める色”であるのに対して、
オレンジは、 “人が集まる色”“自分から話しかけていく色”。

「太陽の降り注ぐ色」と喩えられるように、オレンジを好む人は、誰に対しても分け隔てなく接する暖かさ、人見知りの無さがあります。

悪く言えば、はしゃぎ屋、おしゃべり、お人よしなどの面もあるのですが、いつのまにか会話の中心にいて、皆と仲良く話している・・・。そんな人が多いのではないでしょうか?

加えて、オレンジは、豊穣を示す色であり、豊かさや人生を楽しむことを象徴する色でもあります。
欲深さも含めて、人生をPOSITIVEに楽しむことに旺盛といったイメージ。

エルメスのエルメスオレンジ色を思い浮かべていただければ、納得されるでしょうか?

レストランなどで、オレンジの壁紙を使うのも、料理がおいしく、暖かな雰囲気で食事が出来る配慮のため。
私も自宅のキッチンには、出来るだけオレンジの小物を置いています。

一家に一つはオレンジ色を。家庭円満の秘訣かもしれません。


<オレンジが持つ色の意味・マーケティングキーワード>

POSITIVE

  • 社交性、積極性、コミュニケーション、暖かさ、家族団らん、喜び、ごちそう、勇気、行動、成功

NEGATIVE

  • 浅はか、気まぐれ、お調子者、浅い関係、奢侈、豪華、物欲、自己主張、目立ちたがり

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KFS

マーケティングリサーチ・調査ソリューションの専門会社、株式会社KFS(ケイ・エフ・エス)。 創造性は顧客を深く知ることから始まる。 市場・ターゲット可視化、インサイト理解のためのインタビュー調査など。 定量調査と定性調査を組み合わせた統合型ハイブリット調査による市場理解~受容度検証、価値創造ソリューション。