【第3回】Fact&Stick:定量調査と定性を組み合わせた ハイブリット調査の薦め(調査手法)
記憶に粘る事実を示す
”数字”で納得させて、”ストーリー”で腹落ち感を高める
ロジカルシンキングで重要な考え方は、「Fact(事実・ファクト)」です。
つまり、主観ではなく、誰が見ても納得できる客観的な事実であること。
調査には、大きく、「定量調査」と「定性調査」の2つがありますが、ロジカルシンキングの考え方と相性の良いのは、定量調査。
「誰々さんの意見や感想」といった定性データよりも、数字で示せる定量データで根拠を示すほうが、皆と同じ土俵で考えることが可能になります。
特に調査を問題点の指摘や今後の改善に活かしたい場合は、定量調査の出番といっても良いのではないでしょうか?
主観的な情報に頼れば、会議において議論が行き詰ってしまいますし、主観的な意見に基づく問題点の指摘合戦になってしまえば、本来、改善策を打ち出し、POSITIVEに取り組むことを議論する場が、感情的なしこりを生んでしまうことにもなりかねません。
「今回の新商品は、失敗でした。おそらく、XXとYYが原因だと思います」といった意見よりも、